瞑想のメリットは科学的に認められています
瞑想と聞くと、スピリチュアルなイメージが先行して、どこか胡散臭いものというイメージがあるかもしれません。しかしそれは日本だけの話で、欧米では治療方法の一環としてその効果が科学的にも認められている立派な脳のトレーニングメソッドなのです。実際この瞑想を社員教育に取り入れている企業には、そうそうたる世界のリーディングカンパニーが居並んでいます。 瞑想には様々な種類がありますが、静かな場所で自分の呼吸を意識しながらそれに集中するという方法が一般的なものです。瞑想で心が落ち着くと副交感神経が優位となりリラックスした気分になります。幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が増加するのも特徴です。記憶を司る脳の海馬が増大するといった事実も科学的実験によって検証されています。
瞑想を行うことでこんなにメリットが得られます
瞑想を行うことによって得られる具体的なメリットとしては、主に次のようなものがあります。一つは不安や抑うつ感の軽減です。これは瞑想を行うことによって、ストレスホルモンである「コルチゾール」が大幅に減少するからで、反比例して「セロトニン」が増加することによるものです。二つ目は、感情の安定です。人間が感じる恐怖や不安は脳内の扁桃体によって引き起こされますが、瞑想を継続的に行うことで、この扁桃体が次第に縮小していくことも実証されています。三つ目として、加齢による記憶障害にも有効であることがわかっています。脳内の海馬が増大することによる効果ですが、それには瞑想を継続して行うことが必要とされています。
このほかにも、睡眠障害の改善や依存症の軽減、創造力の向上、思いやりや共感力のアップといった様々なメリットが確認されており、瞑想の実践は心と体に良い効果をもたらすメソッドとして浸透してきています。